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川越KAWAGOE
ガイド · グルメ

【東京から約30分】川越グルメは何を食べる?行列に並ばない食べる順番

kawagoe, Japan
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  1. 川越グルメの本命が、さつまいもではなくうなぎな理由
  2. 行き方と、数字が教えてくれる回る順番
  3. 地元で本当にうなぎを食べる店
  4. 菓子屋横丁と、食べ歩きの罠
  5. 名所に逆らわず、名所に沿って食べる
  6. 本当のメニューは、じつは「時計」かもしれない
看板メニュー
うなぎ
東京から
約30分・¥490
昼の予算
うなぎ ¥3,000〜5,000
現金
多めに持参
狙い目の時間
正午前
予約
うなぎは価値あり

食べ歩きは楽しい。でも、旅の主役はやっぱり、腰を据えて食べる一皿でありたいものです。川越なら東京から約30分・片道¥490、日帰りでその一皿にちゃんとたどり着けます。蔵の街に近い店の引き戸を開ければ、備長炭と濃口醤油のタレが焦げる香ばしい煙にふわりと包まれる。主役は、この街が同じ家族の厨房でおよそ200年焼き続けてきたうなぎです。年間500万人超が訪れる街で、それを混雑に邪魔されず味わう順番があるんですよ。

    川越グルメの本命が、さつまいもではなくうなぎな理由

    さつまいもの物語も本物です。ただ、味の歴史としてはまだ新しい。うなぎのほうは、もっと根が深いんです。川越は江戸へ物資を運ぶ舟運の街として栄え、背開きにして蒸し、備長炭で焼き、濃口醤油とみりんのタレをまとわせる江戸前のうなぎが、この土地の主役になりました。江戸時代から約200年、同じ数軒の店がひたすらこれを焼き続けてきた。蔵造りの街並みに近い小川菊にいたっては、創業が1807年までさかのぼります。一皿がこれほど長く同じ厨房で生き残るのは、誰かが宣伝で選んだからではありません。街がずっと食べ続けてきたからです。

    うなぎ店がどこに集まっているかを見ると、この筋書きはさらに鮮明になります。店が並ぶのは歴史地区の中心、蔵造りの街並みや本川越のあたりで、現代的な駅前の商業エリアではありません。うなぎは一日の予定を組み立てる食事。さつまいもは寺社めぐりの合間に手でつまむもの。この二つを一緒くたにすると、ソフトクリームでお腹がふくれて、肝心の郷土料理を食べ逃す。そんな結末になりがち。だからこそ、食べる順番が効いてきます。

      行き方と、数字が教えてくれる回る順番

      川越のいちばん親切なところは、行きやすさの計算がきれいに立つことです。池袋からは東武東上線の快速急行で川越駅までおよそ27〜30分、片道¥490。グルメ目的の一日なら、東武の「川越デイスカウントパス」が往復¥710で、これが基本的に正解の切符ですよ。もう一つが西武新宿線で、本川越までおよそ57分、¥520。時間はかかるぶん、うなぎ店のある旧市街側の近くまで運んでくれます。

      ここで数字が教えてくれる回り方は、こうです。蔵造りの街並みは、川越駅から平坦な道を15〜20分ほど歩いた先。だから落とし穴は、空腹のまま全部歩いて、ちょうど昼のピークにうなぎ店のカウンターへたどり着いてしまうこと。うなぎが目当てなら、賢い順番はまずそこに腰を据えることです。旧市街側で予約するか早めに着いて、正午前にうな重を食べる。それから菓子屋横丁や蔵の街を、戻りながらつまむ。電車に食事を合わせるのではなく、食事に電車を合わせてみては。

        地元で本当にうなぎを食べる店

        まずは老舗から。1807年創業の小川菊は、蔵造りの街並みのそばにあって、川越でもっとも名高いうなぎ店の一つです。江戸前・炭火焼きのうな重には、それにふさわしい行列がつきもの。電車から離れずに同じ一皿を味わいたいなら、うなぎの成瀬 川越店が川越駅から徒歩約3分。国産うなぎのうな重を、モダンで居心地のいい店内で出してくれます。着いてすぐ、まず腹ごしらえしてから歩きたい人には理にかなった一軒ですよ。

        覚えておきたい店が、あと二軒。うな善は本川越駅から約16分、1910年代の町家で「せいろ」蒸しを供します。ご飯を竹のせいろで蒸してうなぎをのせるこの流儀は、重箱のうな重とはひと味違って、ご飯を温かく、うなぎをふっくら保ってくれるんです。もう一軒のうなぎ 林家は、漆塗りの重箱の蒲焼きが手堅い昼のうな重で、街でも屈指と評判。四軒に共通するのは、川越のうなぎが目新しさではなく、産地と手間でできているということです。ピークには待ちを覚悟して、現金が歓迎されると心得て、麺類一杯より高くつくことも見込んでおく。これこそ、わざわざ食べに来る価値のある一皿。

          菓子屋横丁と、食べ歩きの罠

          菓子屋横丁は、蔵造りの街並みの近くに昔ながらの駄菓子屋が並ぶ路地で、川越のさつまいも愛がいちばん息づく場所です。いも恋、芋けんぴ、さつまいものソフトクリーム。純粋に楽しくて、現金にもやさしくて、袋いっぱいに買って歩きながらつまむために生まれたような通り。光がきれいなのは、路地が混み合う前、午前中の遅めの時間帯です。漂ってくるのは、熱い砂糖と揚げ油の甘い匂い。ここは五感がいちばん喜ぶ一角ですよ。

          正直に付け加えておきたい注意も、ひとつ。混み合う日帰りの街なら、どこも抱えている悩みと同じものです。菓子屋横丁と隣の蔵の街は、まさに人が集中する場所で、川越の人出は多く、そして読めます。市の集計では、2022年の来訪者はおよそ5,509,000人。スマートフォンのGPSデータで、一番街・氷川神社・喜多院・伊佐沼という四つの主要ゾーンを、この人波がどう動くのか追いかけています。10月の川越まつりだけでも、2024年には73万人超が集まりました。だからこの路地は、昼食の会場ではなく食べ歩きの回廊と割り切るのが正解。うなぎは早めに、別の場所で済ませておく。菓子屋横丁はソフトクリームと紙袋の芋けんぴのために、できれば正午前に使いましょう。

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            名所に逆らわず、名所に沿って食べる

            川越グルメは、一日のど真ん中で行列に並ぶより、一日の流れに組み込むほうがずっとおいしい。街には、食事の時間を合わせるための自然な小休止が、いくつも用意されています。時の鐘は、1893年の火災の翌年、1894年に再建された木造の鐘楼。今も一日4回、時を告げます。なかでも正午の鐘は、もう並ぶ時間ではなく、すでにうなぎの席に着いているべきだという便利な合図ですよ。喜多院は、一体ずつ表情の違う540体の羅漢像の林と、江戸城から現存する唯一の建物を擁するお寺。食のラッシュ前、静かな午前中の立ち寄り先にちょうどいい。多くの人が着物をレンタルして、ひと口ごとに蔵の街や時の鐘を歩きます。

            季節も効いてきます。およそ7月上旬から9月中旬にかけて、氷川神社では縁結び風鈴の祭りで、「風鈴回廊」に2,000個超の江戸風鈴が吊るされます。歩けば、風にゆれるガラスの音がいっせいに降ってくる。年間およそ10万人を集める催しです。夏に訪れる美しい理由になりますが、同時に、もっと早く食べる理由にもなるんです。その人波もまた、みんなと同じ昼のカウンターに押し寄せますから。

              本当のメニューは、じつは「時計」かもしれない

              ここは、ちょっと逆張りの読み方です。川越グルメを「期待外れ」に感じさせるもの——40分のうなぎの行列、肩を寄せ合って食べるソフトクリーム、人でぎゅうぎゅうに縮んだ蔵の街——は、その多くが味の問題ではなく、タイミングの問題なんです。来訪者数は2021年に、いちど約392万人まで落ち込みました。それが2022年には550万人超まで戻り、いまは10月中旬と風鈴の季節に人が集中しています。これだけ需要が尖って、これだけ読めるなら、賢い食べ手は時計そのものをメニューとして扱うはず。

              現場でうまくいくやり方は、いたってシンプル。早い時間の東武線に乗って、うなぎ店がまだ落ち着いている正午前にうな重を食べる。菓子屋横丁は、帰り道につまむご褒美にとっておく。これができれば、川越は本当においしく食べられます。200年のうなぎと、街いっぱいのさつまいもを、多くの人が甘んじている昼ラッシュ版ではなく、実際にうまくいく順番で味わえるんですよ。

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                川越の名物グルメは何ですか? +

                二つあって、それぞれ役割が違います。腰を据えて食べる看板料理はうなぎ。江戸前・炭火焼きのうなぎをご飯にのせたうな重で、家族経営の店がおよそ200年焼き続けてきました。食べ歩きの主役は、さつまいも。ソフトクリーム、いも恋、芋けんぴが菓子屋横丁のまわりに集まっていますよ。

                地元では川越のどこでうなぎを食べますか? +

                旧市街とそのまわりです。蔵の街の近くにある小川菊(1807年創業)が有名な老舗。うなぎの成瀬 川越店は駅から徒歩3分で、まず食べてから動きたい人向けです。うな善は本川越の近くで竹蒸しの「せいろ」うなぎを、林家は手堅くおいしい昼のうな重を出してくれます。

                混雑を避けるには、いつ食べればいいですか? +

                正午前、これに尽きます。川越は年間500万人超を受け入れ、10月中旬の川越まつりと7〜9月の風鈴の季節に人出がぐっと集中します。その大半が、同じ時間に昼食を求める日帰り客なんです。うなぎは早めに。時の鐘の正午の鐘が、もう席に着いているべきという良い合図になりますよ。

                食事の予算はどれくらい見ておけばいいですか? +

                きちんとしたうな重の昼食で、たいてい¥3,000〜5,000ほど。良いうなぎは日本中どこでも高いからです。菓子屋横丁の食べ歩きなら、その何分の一かで済みます。現金は多めに持っておくと安心。古いうなぎ店や駄菓子の露店は、カードが使えないこともあります。有名なうなぎ店は、予約するか早めに着くのが安全。ピークにはすぐ満席になってしまいます。