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江の島とトンボロ(砂州)。藤沢市。
江ノ島ENOSHIMA

江の島、橋を渡って登る一日

三つの駅と、島の階段を先に知っておく

2026-06-16 · KQuhen / CC BY-SA 4.0 · resized to 3840px

江の島は新宿から小田急江ノ島線で1時間前後。島といっても橋で陸と繋がっているので、歩いて渡れます。一日の流れは、渡って、登って、下りて、海を見て帰る。先に決めておくと楽なのは三つだけです。どの駅で降りるか、きっぷをどうするか、島のどこまで下りるか。以下の運賃と時刻は各社・各施設が公開している現行の数字ですが、改定も臨時休業もあります。出発前に公式の案内で確かめてください。

この記事の内容
  1. 最寄り駅は三つある。降りる駅で歩く距離と帰り道が変わる
  2. きっぷは「江ノ電に乗るか」で決まる
  3. 島の中は階段。エスカーは上りだけで、下りは歩き
  4. 岩屋まで下りるかどうかが、半日と一日の分かれ目
  5. 夕方に残るなら、閉まる順番を知っておく

最寄り駅は三つある。降りる駅で歩く距離と帰り道が変わる

江の島へは三つの駅が使えます。小田急の片瀬江ノ島駅、江ノ電の江ノ島駅、湘南モノレールの湘南江の島駅。名前が似ていますが別の駅です。藤沢市観光の案内では、どの駅からも江島神社まで徒歩15〜23分で、どれを選んでも歩く前提になります。

新宿から向かうなら片瀬江ノ島駅が素直です。運賃は片道650円、ICカードなら649円。ロマンスカー「えのしま」に乗る場合は特急料金が別に750円(チケットレス700円)かかります。所要時間は乗る列車で変わるので、公式の乗換案内で当日の時刻を確認してください。

駅を出てからも歩きます。江島神社の案内では、片瀬江ノ島駅から江の島弁天橋を渡り終えるまで約15〜20分。橋の全長は389mで、渡っている間はずっと海の上です。

帰りに鎌倉へ抜けるなら江ノ電の江ノ島駅、大船へ出るなら湘南モノレールの湘南江の島駅という選び方になります。モノレールは大船〜湘南江の島を14分、大人340円・小児170円(2026年3月14日改定)。行きと帰りで駅を変えると、同じ道を戻らずに済みます。

    きっぷは「江ノ電に乗るか」で決まる

    新宿からの片道650円をそのまま往復すると1,300円です。小田急の「江の島・鎌倉フリーパス」は新宿発で大人1,640円・こども430円、1日有効。発駅から藤沢までの往復に加えて、小田急線の藤沢〜片瀬江ノ島と江ノ電全線が乗り降り自由になります(発駅〜藤沢の乗車は往復1回限り)。

    つまり差は340円です。判断の目安になるのが江ノ電の1日乗車券「のりおりくん」で、大人800円・こども400円。340円の差で江ノ電全線が付くなら、鎌倉や腰越のほうへ出るつもりの日はフリーパスが素直です。江の島だけ見て新宿へ帰る日は、往復の運賃だけのほうが安く済みます。

    ロマンスカーに乗る場合、フリーパスを持っていても特急料金は別に必要です。

      島の中は階段。エスカーは上りだけで、下りは歩き

      江の島は小さな山です。参道から頂上側までは階段が続き、上りきるまでに息が上がります。有料の屋外エスカレーター「エスカー」があり、江島神社の案内では1区が朱の鳥居〜辺津宮、2区が辺津宮〜中津宮、3区が中津宮〜江の島頂上部。全3区間で大人500円・小人250円、高低差46mを4分ほどで上がります。営業は8:50〜19:05。

      大事なのは上り専用だということです。下りのエスカーはありません。帰りは階段を歩いて下ります。膝や足に不安があるなら、上りを機械に任せて下りの体力を残す使い方になります。

      歩く場合の目安も公式に出ています。朱の鳥居から辺津宮まで石段を上って約3〜5分、辺津宮から中津宮まで約5分、中津宮から奥津宮まで約10分。島の三社は辺津宮・中津宮・奥津宮で、下から順に並んでいます。

      辺津宮の境内には八角のお堂・奉安殿があります。拝観時間は8:30〜16:30、拝観料は大人200円・中高生100円・小学生50円、小学生未満は無料です。

        岩屋まで下りるかどうかが、半日と一日の分かれ目

        島の裏側には岩屋という海食洞があります。奥津宮から歩いて約10分、階段を下りて向かいます。入洞料は一般(中学生以上)500円・小学生200円、営業は9:00〜17:00で季節によって変わります。

        駅から岩屋までの公式の目安を足すと、歩くだけで片道45〜55分ほど。往復に見学を足すと、岩屋が一日の重心になります。逆に岩屋を外せば、橋を渡って神社まで行き、参道で食べて戻る半日で収まります。どちらで組むかを先に決めておくと、現地で時間に追われません。

        岩屋は海の状況で閉まることがあります。波が高い日や荒天の日は、予定に組み込む前に藤沢市観光センター(0466-22-4141)か公式の案内で当日の状況を確認してください。

          夕方に残るなら、閉まる順番を知っておく

          江の島は夕方に向かって順番に閉まります。奉安殿が16:30、岩屋が17:00。サムエル・コッキング苑は9:00から17:00までは無料で、17:00以降は大人500円・小人250円になります。エスカーは19:05で終わります。

          苑そのものは20:00まで開いていて、最終入場は19:30(閉苑30分前)。江の島シーキャンドルは大人800円・小人400円です。まとめ買いなら「江の島1day」が大人1,550円・こども700円で、エスカーと苑とシーキャンドルが一枚になります(料金は2025年10月改定)。

          並べ直すと、見るものの多くは夕方前に閉まり、日が落ちてから残るのは島の上の灯りだけ、という順番になります。夕日まで残ると決めるなら、岩屋と奉安殿は昼のうちに済ませておくほうが素直です。帰りの電車の時刻も、残ると決める前に見ておいてください。

          営業時間はイベント期間に延びることがあります。

            よくある質問

            江の島はどのくらい時間が必要ですか? +

            橋を渡って神社を見て、参道で食べて戻るなら半日です。岩屋まで下りるなら一日かかります。駅から岩屋までは公式の目安を足して片道45〜55分の歩きで、島の中は階段なので、見込みより時間を使います。

            どの駅で降りればいいですか? +

            新宿から小田急で向かうなら片瀬江ノ島駅が橋に近く分かりやすい入り方です。帰りに鎌倉へ出るなら江ノ電の江ノ島駅、大船へ出るなら湘南モノレールの湘南江の島駅。どの駅からも江島神社まで徒歩15〜23分です。

            フリーパスは買ったほうがいいですか? +

            新宿発の「江の島・鎌倉フリーパス」は大人1,640円・こども430円で1日有効。片道650円を往復した1,300円との差は340円で、江ノ電全線が乗り降り自由になります。江ノ電を使う日は得、江の島だけで帰る日は往復運賃のほうが安いという分かれ方です。

            階段を避けて回れますか? +

            エスカーは上り専用で、全3区間が大人500円・小人250円。下りのエスカーはないので、帰りは階段を歩きます。島の中は階段以外の経路が限られるため、完全に避けるのは難しいと考えてください。